2011/08/06

理由のない退屈

8月6日の夢

何やら宗教団体にさらわれてしまった私は、超高級ユースホステルに軟禁されることになった。天蓋付きのベッドというより寝台と呼ぶべき仰々しさで、天井は装飾の細部がうかがえないほど高く、椅子なんかはワインレッドのビロード張りで黄金色のフリンジが垂れていた。風呂もトイレも備え付けられていて、食べ物は運ばれてくる仕組みだったので不自由はなかった。欲しいものがあれば宗教団体のスタッフが用意してくれるのだが、退屈だった。どんな理由があって、彼らはどんな目的で私を軟禁したのかは全く明かされなかったし、私もあえて訊ねようとしなかった。
この設定と関係があるのかは覚えていないけれど、飛蚊症のあれがロボットダンスのようにカックンカックンと妙な動きをするようになって困る夢もみた。つるつると滑らかにも、油を差し忘れた機械のように錆をふるい落とすように軋むようにも見えた。