10月15日の夢
10月2日の夢にて雨のなかを置き去りにしたままの友人が登場して、これまた雨のなかを一緒に歩いていた。私のいま住んでいるアパートは小学校の真ん前に位置していて、校舎と道路を隔てるフェンス脇に上り坂があってお隣の町内に繋がっている。夢のなかで歩いた住宅街はその町内によく似ていて、起伏に富んだ地形と入りくんだ小路が特徴的だった。そこの住人が変わり者だらけで、何の記念でもないのに家の前で家族全員でニコニコして撮影をしていたり、やけに肉付きのいいドーベルマンに茶のペンキを塗りたくっていたり、とにかく皆頭がおかしいのだ。関わりたくないので様子がおかしい家に近付かないように歩いていたら、どこもかしこもおかしいのしかいないので文字通り八方塞がりになってしまった。仕方なく私たちはドラッグストアに入る。そこは普通のドラッグストアなのだけど、店舗の中央だけ商品の棚がなくぽつんとスペースが作られていて、会議室にあるようなあずき色の木目調のテーブルがいくつか並べられていた。大学時代に出会った人びとの幾人かが腰掛けていた。そこに座るとチェルシーのキャンディが出される。これがイチゴチーズケーキ味とやらで、サーティワンのストロベリーチーズケーキがアイスでなくなっただけのような代物だった。私たちはそれをちびちびと摘まみながら「人はなぜメールをするのか」という定められた至極くだらないテーマで話し合いを始めた。私はメールはつまらないものです、とかそんな発言をして話の腰を折っていた。