7月24日の夢
高校の同級生たちがこぞって釣りの世界選手権とやらに出場したもよう。制限時間内の釣果を競うもので、大健闘した彼らはこれまたこぞって同位入賞したらしく、入賞者に贈与されるメダルが間に合わずどうのこうの‥‥というニュースを私が聞いている、という内容だった。
アパートの壁に画鋲の痕を見つけて、いったい何を貼り付けていたのだろうと思う。ひとがくしゃくしゃに丸めた便箋が屑籠に放り込まれるのを見て、どんな手紙を書いていたのかと思う。「よくわからない」とひとりごとを呟くことが増えた。「よくわからなかったので」と書いた粗末なメモ用紙をリビングの赤いテーブルに置いてからお出かけをして、何事もなく私は帰宅してしまうので毎晩そのメモ用紙はくしゃくしゃに丸められて赤い屑籠に捨てられる。
七月は毎年ひどいな、と思った。