2011/09/09

深緑の匂いを知っているか

9月9日の夢

雪が溶けてみぞれになってしまい歩くのにたいへん骨の折れる、冬の夕方、私はワインレッドのダッフルコートを着込んで商店街の一角にいた。iPadほどのサイズのディスプレイを持っており、それは鏡文字で私を脅迫する内容のメールを表示していた。私のネット遍歴や恥ずかしい話を相手はなかなかに知っており、それを暴露するしないで揉めているようなのだった。鏡文字なので一見しただけでは読めぬし内容もわからぬのだけれど、嫌だ嫌だと思いつつも解読してしまう。そのディスプレイから顔をあげると、いつの間にか別の商店街のアーケードにいた。そこはクリスマス商戦らしく賑わっていたが、おかしなのは道の真ん中にある巨大なモミの木だ。このアーケードの両脇にある店たちは右手と左手の2つのグループで、常にいがみ合っており争いが絶えないのだという。そして今回はこのモミの木をどちらのグループがクリスマスツリーとして使うかといったことで騒いでいた。口汚く罵り合うだけでは飽き足らず、商店街の人たちはそれぞれにモミの木を引っ張り始めてしまった。



確かこれは朝の5時に一度目覚めて6時半にまた起きるまでのあいだに見たはずだ。