9月5日の夢
実家の裏というか隣というか、その家に6つほど年下の男の子がいるのだけれど、その彼の世話を焼く夢だった。彼は私と同じ高校を受けるも試験に全く手応えがなかったり、何故かIT企業を立ち上げようとするも不安のあまり癇癪を起こすなど周りを随分まあ振り回すのだが、私は満更でもなく彼の面倒を見るのだった。気に入らないことがあると彼は片栗の淡い紫の花でいっぱいの谷に逃げ込み、散々泣き喚いたあとは疲れ切って眠ってしまう。眠ってしまった頃合いを見はからって私はその美しい谷へと彼を迎えに行き、どういうわけか10歳の少年ほどの体格の軽い身体を抱えて一緒に帰るのだった。