2013/10/16

踏切の手前の味噌屋の休みを知らんので買いそびれている



窓枠の形に青い影が浮かんでいる白い障子戸を見つめて暫く経ってから目が覚めていることに気が付いた、午前四時すぎ。

睡眠不足によって誘発される諸々の不注意、ひいては事故を怖れているのではなく、ただ単に目が乾くのが嫌だから、もう一度目を瞑る。再び眠りに落ちる為ではなく、瞑目のためだけの瞑目。ところでこの目の渇きはドライアイなのか、それにしても起床の瞬間からこんなに水分がないことがあるか、または私が知覚するよりも長いあいだ朝のにじむ障子戸を瞬きもせず見つめてしまっているのか、はてさて、もしや目の形に難があってまぶたが閉じられていないのだろうか。(整形のしすぎで目が完全に閉じられなくなったひとというのがいる)


そんなことを考えていたら頭だけでなく身体も起きてしまった。目だけでなく身体じゅうが乾燥しているところに冬の微かな息遣いを感じる十月だ。